米シンクタンク 「韓国、相当の防衛費負担」

アメリカの保守系シンクタンク「ヘリテージ財団」が、韓国はアメリカに対して相当の防衛費を負担しているとする報告書を発表しました。
「ヘリテージ財団」は16日、「2017年アメリカ軍事力報告書」を発表しました。
そのなかで、韓国政府はアメリカ軍の駐留費用を負担するために、相当の資源を提供している。直接的な資金をはじめ、人件費の分担、兵站支援、施設の改善など年間およそ9億ドルを提供していると説明しています。
これは、アメリカの次期大統領に当選したドナルド・トランプ氏が、選挙期間中に韓国を含むヨーロッパやアジアの同盟国の防衛費分担金が少なすぎるとして、増額を主張していたことを意識したものとみられます。
一方、報告書は、世界の核兵器の保有数について、少なくとも3582個存在し、北韓はそのうち8個を保有していると推定しました。
北韓の核脅威のレベルについては「深刻(severe)」から「高い(high)」に1段階下げました。
理由については具体的に触れませんでした。もっとも憂慮されることとしては、ロシアと中国の軍事力の現代化をあげ、これらの国の脅威を北韓より優先しました。
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