9月に核実験を行った北韓に対する新たな国連制裁決議案でアメリカと中国が合意しましたが、ロシアが検討中だと、ロイター通信が現地時間の23日、安保理外交筋の話として伝えました。
それによりますと、常任理事国のアメリカと中国は制裁強化の内容ですでに合意しており、残りの常任理事国のイギリス、フランス、ロシアが検討中ですが、ロシアがやや難色を示しているということです。
この外交筋は、新たな決議案を受け入れるよう中国がロシアに働きかけて合意を取り付け、早ければ来週にも安保理で採決することが可能という見方を示しました。
北韓が9月に5回目の核実験を実施して以降、アメリカと中国は追加制裁について協議を進め、先ごろ安保理常任理事国に新たな決議案を提示しました。
新たな決議案は、北韓による1月の核実験を受けて3月に採択された制裁決議の抜け穴をふさぐ内容で、北韓の鉱物資源の輸出をさらに厳しく取り締まることなどが柱となっているということです。

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