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国際海事機関 北韓非難の声明採択

ニュース2016-11-25
国際海事機関 北韓非難の声明採択

IMO=国際海事機関は22日、海上安全委員会を開き、北韓のミサイル発射を非難する声明を採択しました。
声明では、「北韓が今年に入ってから37回に渡って、事前の通知もなくミサイル発射などの海上安全に影響を与えかねない行為をしたことは、IMO決議違反であり、海上人命安全条約違反だ」としています。
また、北韓が3月から5月にかけて、韓半島の海上で行ったGPS=全地球測位システムの妨害電波の発信についても、海上の安全を深刻に脅かすもので、二度と同じようなことがあってはならないとしています。
IMOが北韓を非難する声明を採択したのは初めてです。
IMOは、船舶の安全や船舶からの海洋汚染の防止など海事問題に関する国際協力を促進するための国連の専門機関で、韓国は1962年、北韓は1986年にそれぞれ加盟しています。
IMOの声明採択は、北韓の核・ミサイル挑発への対応に向けた国際社会の協力の一環と受け止められています。また、北韓のミサイル発射は安全保障上の問題であるだけでなく、海上安全の問題でもあるという認識を高める効果があるものとみられています。
IMOが北韓に対し、ミサイルを発射する前に事前通知するよう強制する手段はないものの、世界各国の注意を喚起させる効果があることから、北韓に対する圧迫が強まるものとみられています。

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