北韓の外務省が大陸間弾道ミサイル（ICBM）の発射を予告しました。
北韓の朝鮮中央放送と平壌放送は8日、外務省報道官がICBMの開発について、「最高首脳部の決心次第で、任意の時刻に任意の場所から発射されることになるだろう」と語ったと伝えました。
この報道官は、「われわれは標準化、小型化された核弾頭も保有している」としたうえで、ICBMの開発は、「アメリカによる核戦争の威嚇に対処した自衛的国防力強化の一環」だと主張しました。
北韓が威嚇の度合いを高めているのは、近い時期に核弾頭を搭載したICBMでアメリカ本土を攻撃できるようになることを強調することで、トランプ次期政権に揺さぶりをかける狙いがあるとみられます。
金正恩労働党委員長は1日の新年の辞で、ICBMの開発について、「試験発射準備が最終段階に至った」としました。

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