アメリカ政府が去年、北韓北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクド)で発生した洪水による被害について、政府レベルで支援したことが分かりました。
アメリカ政府の内部事情に詳しい韓半島問題専門家は24日、韓国の日刊紙「ハンギョレ新聞」とのインタビューで、「オバマ前政権は任期終了直前、国連を通して北韓へ人道的支援を行った。トランプ政権が近いうちにこうした事実を発表する予定だ」と述べました。具体的な支援規模や品目などについては明らかにしていません。
オバマ前政権は北韓による４、5回目の核実験を受け、独自の北韓制裁を強化しながらも、民間による人道的支援は認めていましたが、政府レベルでの支援は行っていませんでした。今回の支援は、2011年以来およそ６年ぶりのことです。
強固な北韓政策を貫いてきたオバマ前政権が、任期終了直前に北韓への人道的な支援に乗り出したことについては、トランプ政権が発足初期に北韓と水面下で接触することで、新たな米朝関係を模索できるよう手助けするためではないかという分析も出ています。

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