「核による先制攻撃能力強化」 北韓が米脅す

北韓は26日、新たに発足したアメリカのトランプ政権に対して北韓政策の転換を求めるとともに、核による防衛力と先制攻撃能力を引き続き強化していくと表明しました。
北韓の朝鮮中央通信によりますと、北韓外務省の報道官は26日、談話を発表し、「われわれは、アメリカとその追従勢力による核兵器の脅威と恐喝が続く限り、そして戦争の演習をやめない限り、核を中心とした自衛的国防力と先制攻撃能力を引き続き強化させていく」と述べました。
そして「われわれに友好的なすべての国と関係を改善し、多方面で交流と協力を活発に行っていく」と述べました。
これは、アメリカでトランプ政権が発足してから、北韓が初めて示した公式の反応で、アメリカに向けて北韓政策の転換を求めたものとみられています。
また北韓の労働党機関紙「労働新聞」は、トランプ大統領の就任式が行なわれた20日に論評を出し、「アメリカは、北韓敵視政策を撤回する勇断を下さなければならない」と述べています。
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