北韓の金元弘（キム・ウォンホン）国家安全保衛相（71）が、権力乱用の疑いで解任されていたことがわかりました。
北韓の内部事情に詳しい消息筋が2日伝えたものです。
金元弘氏は、去年の末、党の組織指導部による検閲で権力乱用の疑いがあると判断され、保衛相を解任され、階級も降格されたということです。
金元弘氏は、金正恩（キム・ジョンウン）体制発足直後の2012年4月に現在の国家安全保衛相に当たる国家安全保衛部長に任命され、張成沢（チャン・ソンテク）労働党行政部長や玄永哲（ヒョン・ヨンチョル）人民武力部長など、高官の粛清を主導し、「事実上のナンバー2」と呼ばれていました。
しかし、今年1月1日に金正恩委員長が錦繍山（クムスサン）太陽宮殿を訪れた際に随行したのを最後に、メディアから姿を消していました。

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