合同軍事演習強化に北韓が反発 「自分の目を刺す行為」

韓国とアメリカが、3月に行う韓米合同軍事演習を例年より強化する方針を公表したことについて、北韓は、「自分の手で自分の目を刺す行為だ」と主張し、強く反発しました。
北韓の労働党機関紙「労働新聞」は4日、個人論評で、「韓国が3月にアメリカから各種の核戦略兵器を導入し、北韓を侵攻する合同軍事演習を企んでいる」として韓国とアメリカをけん制し、「韓国は数千倍もの代価を払うことになる」と威嚇しました。
労働新聞はまた別の個人論評で、「アメリカがわれわれの核抑止力を交渉のテーブルに載せられると考えるなら、大きな誤算だ」と主張し、「アメリカが核による威嚇を中止しない限り、核戦力を中心とする自衛的国防力と先制攻撃能力を強化していく」とする北韓の立場を改めて強調しました。
北韓の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長は新年の辞で、「アメリカとその追従勢力が戦争演習をやめない限り、核戦力を中心とする自衛的国防力と先制攻撃能力を強化していく」と予告しています。
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