北韓が弾道ミサイル発射 ムスダンか、東海に落下

北韓は12日朝、韓半島東の海、東海に向けて中距離弾道ミサイル1発を発射しました。
韓国軍の合同参謀本部は、北韓が12日午前8時前、北西部の平安北道から東海海上に向けて「ムスダン」とみられる中距離弾道ミサイル1発を発射したことを明らかにしました。ミサイルの飛行距離はおよそ500キロと推定され、東海に落下したということです。
合同参謀本部は、情報の収集を急ぐとともに、さらなる挑発に備えて警戒を強めています。
北韓の弾道ミサイル発射は、国連安全保障理事会の決議に違反する挑発行為であり、韓国軍は「ミサイル発射は、アメリカのトランプ新政権への武力行使の一環とみられる」と分析しています。
「ムスダン」は射程距離およそ3500キロで、日本列島全域とグァムのアメリカ軍基地が射程内に入ります。
日本の菅官房長官は「日本海に落下したが、日本の排他的経済水域ではないものとみられる。現在までのところ、被害は確認されていない」と述べました。
大統領府青瓦台は、北韓の弾道ミサイル発射を受け、金寛鎮(キム・クァンジン)国家安全保障室長によるNSC=国家安全保障会議を開き、対応策などについて検討しています。
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