政府は14日、去年、北韓の5回目の核実験を受けて国連安全保障理事会が採択した北韓制裁第2321号に対する履行報告書を、国連加盟国の中で初めて提出したと発表しました。
外交部の趙俊赫（チョ・ジュンヒョク）報道官は14日の定例会見で、「韓国政府は、国際社会による決議への履行努力をリードしていくため、ニューヨーク現地時間の2月13日、国連加盟国として初めて安保理に履行報告書を提出した」と述べました。
安保理決議第2321号は去年9月、北韓が5回目の核実験を行ってからおよそ3か月が経った去年11月30日に採択されたもので、安保理での採択から90日以内にすべての国連加盟国が制裁決議の効果的な履行のための具体的な措置を報告するよう求めています。
趙報道官は報告書について、安保理決議2321号を忠実に履行し、大量破壊兵器の拡散を防止するための国際社会の努力に貢献するなど、安保理の北韓制裁委員会に積極的に協力するという趣旨のもと、韓国政府が行っている禁輸措置、海運・運送統制、金融・経済制裁など北韓への制裁履行内容が盛り込まれていると説明しています。

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