金正男氏の息子 安否に懸念の声

北韓の故金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の長男で、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の異母兄の金正男(キム・ジョンナム)氏が13日、マレーシア・クアラルンプール国際空港で何者かに殺害されましたが、金正男氏の息子、キム・ハンソルさんの命も狙われているのではないかという懸念の声が出ています。
キム・ハンソルさんは1995年平壌生まれで、金正男氏が在住していたマカオで幼年時代を送ったあと、2013年9月、フランスの名門である パリ政治学院に入学。その年の12月に大叔母の夫である張成沢(チャン・ソンテク)氏が処刑されてからは、フランス警察の警護を受けながら生活していました。去年の夏に大学を卒業後は、フランスから離れてマカオ、または中国に移動したものとみられています。
一方、金労働党委員長には、金正男氏以外にも、北韓に居住している実兄、金正哲(キム・ジョンチョル)氏がいます。金正哲氏は現在、金正恩政権の下で監視を受けながら生活しているものとみられています。
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