北韓の故金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の長男で、金正恩（キム・ジョンウン）労働党委員長の異母兄の金正男(キム・ジョンナム)氏が13日、マレーシアで殺害されたことを受け、政府は15日午前、ソウルの政府庁舎で黄教安（ファン・ギョアン）大統領権限代行主宰の国家安全保障会議常任委員会を開き、金正男氏の殺害事件をはじめとする、最近の北韓の状況と、韓国政府の今後の対応について協議を行いました。
この席には、黄大統領権限代行をはじめ、金寛鎮（キム・クァンジン）国家安全保障室長、韓光玉（ハン・グァンオク）大統領秘書室長、尹炳世（ユン・ビョンセ）外交部長官、洪容杓（ホン・ヨンピョ）統一部長官、韓民求（ハン・ミング）国防部長官などが出席しました。
会議で政府は、今回の事件について、真相を把握することが何より大事だという判断のもと、マレーシア当局と引き続き、緊密に協力していくことを決めました。
また、北韓が今月12日に弾道ミサイルを発射するなど挑発行為を行っていることについて、新たな挑発に備えるため、北韓に対する監視体制を強化し、確固たる韓米連合防衛体制を維持するとしています。

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