中国政府は、北韓に対する国連安全保障理事会の制裁決議に基づく措置として、19日からことしの年末まで北韓からの石炭の輸入を停止すると、19日、発表しました。
北韓の資源開発を研究する韓国の北韓資源研究所によりますと、去年1年間、北韓が中国に輸出した石炭は、2250万トンに上り、北韓が中国に対して石炭を輸出し始めた1990年代以来過去最多となっています。
また、輸出額は、11億8000万ドルと、おととしより12.5%増えています。
こうした中、中国政府が北韓に対する国連安全保障理事会の制裁決議に基づく措置として北韓からの石炭の輸入を停止することを決めたということです。
これについて専門家は、石炭の採掘に従事する労働者の失業まで考慮すると、北韓は経済的に大きな打撃を被ることになるものとみられると説明しています。

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