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男性容疑者4人 すでに平壌に到着

ニュース2017-02-20

北韓の金正恩労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム)氏が殺害された事件で、北韓国籍の男性容疑者4人がすでに平壌に戻ったと外国メディアが伝えました。
シンガポールのチャンネルニュースアジアは19日、マレーシア警察関係者の話として、北韓国籍の男性容疑者4人がインドネシアのジャカルタ、アラブ首長国連邦のドバイ、ロシアのウラジオストックを経由して、平壌に戻ったと伝えました。
4人は事件発生直後に出国したということです。
マレーシアから北韓へ戻るためには中国を経由するのが一般的ですが、金正男氏を保護していた中国当局による拘束を避けるために遠回りしたものとみられます。
一方、マレーシア警察は19日、北韓国籍の男性容疑者4人が事件当日の13日に出国したと発表しました。
マレーシア警察は、この4人がマレーシアのどこに滞在していたのか、誰に会ったのかなどを把握するための捜査を進めているということです。
また、マレーシア当局は遺体の司法解剖の結果を早ければ22日にも発表するとしています。
ところで、マレーシア外務省は20日、この事件に絡み、北韓に駐在するマレーシア大使を本国に召還すると発表しました。
マレーシア政府の対応を非難する北韓に対して、抗議の意思を示すためとみられます。
これに先立って、マレーシア外務省は、北韓のカン・チョル駐マレーシア大使を呼び、金正男氏の遺体の引き渡しをめぐって北韓がマレーシア政府の対応を非難したことについて、「マレーシア政府の名声を傷つける事実無根の試みを非常に深刻に受け止めている」と抗議しました。
カン・チョル大使は17日の記者会見で、マレーシア側が遺体の引き渡しを拒否しているとして批判したほか、金正男氏の遺体の司法解剖についても、「我々の許可や立ち会いなしに強行した」として、マレーシア政府の対応を非難しました。

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