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金正男氏の息子 21日に遺体確認か

ニュース2017-02-22
金正男氏の息子 21日に遺体確認か

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の異母兄で、マレーシアの空港で殺害された金正男(キム・ジョンナム)氏の長男であるキム・ハンソル(23)氏が、今月20日にマレーシアに入国し、21日に病院で金正男氏の遺体を確認したという報道が出ました。
共同通信が、22日、現地のメディアを引用して報じた内容によりますと、マレーシア警察が21日の明け方、金正男氏の遺体が安置されている病院に覆面をかぶった特殊部隊員およそ200人を派遣しましたが、そのうちの1人にキム・ハンソル氏が扮し、病院に入って、遺伝子検査を終え、すでにマレーシアを離れているということです。
しかし、マレーシア警察庁長は22日に開いた記者会見で、金正男氏の遺体引渡しを求めた遺族はなかったとし、こうした一連の報道は誤報であると述べています。
こうした中、中国外交部が22日、「関係当事者たちが対話と交渉を通じて問題を解決することを期待している」としましたが、現在、金正男氏の死因と遺体引渡しをめぐってマレーシアと北韓の間で緊張感が高まっている中、中国が仲裁に乗り出したのではないかという見方も出ています。
マレーシア保健当局は22日、金正男氏の遺体の司法解剖結果を発表し、死因は心臓麻痺や毒針によるものではないとしながら、正確な死因究明のため、解剖で得た標本を精密検査しているとしました。
こうした発表については、最終的には、遺体は遺族に引き渡す一方で、死因不明として、北韓が暗殺の嫌疑から逃れるのではないかという見方も出ています。

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