北韓の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男（キム・ジョンナム）氏が殺害された事件で、マレーシアの警察官が直接マカオに出向いて、国際刑事警察機構インターポールの協力を得て、金正男氏の息子、金ハンソル氏ら遺族のDNAサンプルを採取して、遺体の身元確認と引き渡し手続きを進めるもようです。
マレーシアのメディアが23日、報じました。
またマレーシア当局は、金ハンソル氏がマレーシア入りし、金正男氏の遺体を確認したという21日の報道は誤報だとしています。
遺族のDNAサンプルの採取を中国領のマカオで行うには、中国側の協力が必要です。
中国がマレーシア当局に協力する場合、北韓との関係悪化が予想され、協力を拒否しますと、テロ犯罪を黙認しているとして国際社会からの非難を浴びることか予想されるため、北韓やマレーシアと緊密な関係を結んでる中国が、今後、どのような選択をするか注目が集まっています。

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