韓国政府が、北韓の5回目の核実験を受けて去年11月に採択された国連安全保障理事会の北韓制裁決議にもとづいて安保理に提出した履行報告書で、「韓国と北韓の間に交流・協力はまったくない」と報告したことが24日わかりました。
アメリカの政府系放送「ボイス･オブ･アメリカ」が24日に伝えたところによりますと、韓国政府は、13日に国連安全保障理事会の北韓制裁決議に関する履行報告書を安保理に提出しました。
報告書は合わせて13ページで、韓国政府はこのなかで、政府の各部署が実施した決議履行事項の詳細を明らかにしています。
報告書で、韓国政府は、「2010年に発生した海軍哨戒艦沈没事件を受けて北韓に対する独自の制裁措置を取っており、去年北韓が４回目の核実験と弾道ミサイル発射実験を行ったことで開城工業団地の操業中断措置を取った」と説明し、「現在、韓国と北韓の間にはいかなる交流や協力も行われていない」と強調したということです。
韓国政府は13日に国連加盟国の中で最初に履行報告書を提出しており、海外メディアによると、韓国に次いでモナコが履行報告書を提出したとされています。　
報告書の提出期限は今月28日です。

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