アメリカ国務省が北韓外務省幹部のビザ発給を認めなかったことが分かりました。
関係筋によりますと、北韓高官とアメリカの元当局者らの協議が3月初めにニューヨークで予定されていましたが、アメリカ国務省が北韓外務省の崔善姫（チェ・ソンヒ）北米局長のビザ発給を認めなかったことから、協議は流れました。
アメリカ国務省が北韓高官のビザ発給を認めなかった理由は不明ですが、北韓の弾道ミサイル試験発射や金正男氏暗殺事件が理由だとする指摘もあります。
一方、アメリカのニューヨーク・タイムズは25日付けで、アメリカ国務省は24日午前中までは北韓高官のビザ発給を認める方針だったが、午後になって一転してビザ発給を認めないことにしたと報じました。
その理由については、金正男氏の殺害に猛毒の神経剤ＶＸが使用されたことが大きく影響したとしました。
今回の協議はトランプ政権の対北韓外交を占うものとして注目されていましたが、協議が流れたのは、トランプ政権の北韓に対する認識がさらに悪化したことを示すものだとする指摘もあります。

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