韓米軍事演習「フォール・イーグル」 1日スタート

韓国とアメリカによる合同軍事演習「フォール・イーグル」が1日、始まりました。
最近、北韓が弾道ミサイルを発射するなど挑発の脅威が高まっていることから、ことしの訓練はこれまででもっとも大きな規模となりそうです。
「フォール・イーグル」は、実際に兵力や装備を移動させる野外機動訓練で、今回の訓練には、アメリカの原子力空母「カールビンソン」が展開されるほか、ことし1月に在日アメリカ軍に配備された最新ステルス機「F-35B」も初めて参加します。
またアメリカの地上軍3600人が参加するなど、これまででもっとも大規模になる見通しです。
この訓練は4月末までの2か月間行われます。
韓米両国の国防長官は、訓練の開始に合わせて電話で会談し、「北韓がいかなる挑発をしてきても、圧倒的に撃退する」という警告のメッセージを交わしました。
この訓練に対して北韓は、「定例の訓練を装った侵略戦争策動だ」として猛烈に非難し、「核兵力の強化を放棄しない」と明らかにしました。
一方、今月3日からは、韓半島有事に備えて、コンピューターシミュレーションを活用した総合指揮訓練の「キー・リゾルブ」が始まります。
この期間中にはアメリカの高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」の韓国配備を想定して、北韓のミサイルを迎撃する訓練が初めて行われます。
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