ミサイル4発を同時に発射 迎撃に問題か
北韓は6日早朝に北西部の東倉里(トンチャンリ)のミサイル発射場から、東の海、東海に向けて弾道ミサイル4発を発射しましたが、4発をほぼ同時に発射したものとみられています。
ミサイルは高度260キロに達し、およそ1000キロ飛行して、3発は日本の排他的経済水域内に落下したとみられています。
北韓は昨年7月には中距離弾道ミサイル「ノドン」を東海に向けて発射しましたが、飛行距離はおよそ600キロでした。
また、ことし1月には中長距離弾道ミサイル「北極星2号」を発射しました。
飛行距離は500キロでした。
北韓がこれらのミサイルで韓国の首都圏や有事の際に米軍が増派される釜山を攻撃する場合、韓国軍は終末段階でこれらのミサイルを迎撃できると判断しています。
問題は、北韓がミサイルを同時に発射する場合です。
高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)は一つの砲台が六つの発射台で構成されています。
それぞれの発射台には八つの誘導弾が装填されます。
つまり、合わせて48発の誘導弾が敵のミサイルを迎撃するために待機しているわけです。
誘導弾を再装填するためには30分以上時間がかかります。
結局、北韓が同時多発的に複数のミサイルを発射する場合、これをすべて迎撃することはできないということです。
韓国国防部の関係者は、北韓が同時多発的に弾道ミサイルを発射する可能性を排除できないとしながら、今のところ同時多発的に発射するすべてのミサイルを迎撃できる武器体系は存在しないとしました。
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