豊渓里で大規模な掘削活動 北韓、6回目核実験準備か

北韓が北東部の豊渓里(プンゲリ)地下核実験場で、6回目の核実験の準備を進めている可能性があるという見方が示されました。
アメリカの北韓専門ウェブサイト「38ノース」が現地時間の10日に明らかにしたところによりますと、最近の衛星写真を分析した結果、北東部の咸鏡北道豊渓里核実験場の北側の坑道で、大規模な掘削活動が活発かつ持続的に行われていることが確認されたということです。
北韓はこれまでに核実験を5回行っており、このうち、4回がこの坑道で行われています。
このサイトは、「去年9月に行われた5回目の核実験の後も、この坑道近くで車両や物資、崩れた石の山などが確認された。これは坑道を持続的に補修・管理しているという意味だ」としたうえで、「豊渓里の核実験場は、機器さえ設置すればいつでも核実験ができる状況だ」としています。
さらに今回予想される核実験は、掘削作業が行われた期間と規模などからして、これまでで最も大きな規模になる可能性が高いという見方も示しました。
北韓による1回目の核実験では、その威力は800トンの爆発力に止まりましたが、最近の5回目の核実験では2万トンと、その威力が回数を重ねるうちに大きくなってきています。
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