米戦略爆撃機B1B、韓国で演習 北韓は強く反発

アメリカの戦略爆撃機「B1B」2機が15日、韓国上空に飛来し、韓米合同軍事演習に参加しました。これを受けて、北韓は強く反発しています。
韓国政府関係者によりますと、「B1B」2機は15日、グアムのアメリカ軍基地と韓国上空を往復したということです。
「B1B」はアメリカの主要爆撃機の一つで、グアムからおよそ2時間で韓半島に到達でき、北韓の核施設を低い高度から精密爆撃することができるとされています。
B1Bの韓国への派遣は、北韓の5度目の核実験を受けて実施した去年9月以来で、アメリカ軍の「核の傘」を見せつけて、北韓の軍事挑発を抑止する狙いがあるものとみられています。
韓国駐留アメリカ軍と韓国軍は、「B1B」の韓国領空飛行の事実を発表していませんが、北韓の朝鮮中央通信は16日、「アメリカのB1Bが韓国上空でおよそ1時間、われわれの主要対象物を先制攻撃するための核爆弾投下訓練を行った」と報じ、「度重なる警告にもかかわらず、核戦争挑発にこだわればこだわるほど、われわれの核兵器が無慈悲な懲罰を下す」と、強く反発しています。
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