北韓が来月11日、韓国の国会にあたる「最高人民会議」を平壌で開催します。北韓の朝鮮中央通信が22日、報じたものです。
4月11日は、金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長が党の第1書記になってから5年にあたり、会議で、基本的な案件のほかに、経済、対外政策などが扱われるかが注目されています。
対外政策が最高人民会議で扱われるケースは多くありませんが、2012年４月に開かれた会議では憲法序文に「核保有国」を明記したことがあります。
統一部の当局者は、今回の最高人民会議について「春の会議はだいたい予算案の審議が主な目的だ」としながらも、アメリカのトランプ政権が発足してから初めて開かれることに注目し、「案件でないとしても、金正恩が何らかのメッセージを発信する可能性がある」との見方を示しています。
北韓は、最高人民会議を故金日成（キム・イルソン）国家主席の生誕日がある４月に開催することが多く、年に1~2回会議を開き、国の予算・決算や組織改編、内閣の人事などを審議、決議しています。

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