北韓が22日発射のミサイル 「ムスダン」か

北韓が22日に東部の元山(ウォンサン)付近から韓半島東の海、東海に向けて発射したミサイルについて、韓米両国は、中距離弾道ミサイルの「ムスダン」と推定しているもようです。
北韓は22日午前、東部の江原道・元山付近からミサイル1発を発射しましたが、数秒後に空中で爆発したとされています。
韓国軍関係者が23日に明らかにしたところによりますと、アメリカ軍が偵察衛星や無人機による映像を分析した結果、移動型ミサイル発射台やミサイルの形から、中距離弾道ミサイルの「ムスダン」改良型と推定され、韓米両国が共同で引き続き確認作業を行っているということです。
また別の韓国軍関係者によりますと、ミサイル発射時に捉えられた信号情報が「ムスダン」に似ているということです。
「ムスダン」は、北韓がアメリカ軍基地があるグアムを攻撃するために開発した中距離弾道ミサイルで、射程距離は3500キロ以上となっています。
北韓は去年、「ムスダン」を合わせて8発発射しましたが、そのうち成功したのは1発だけです。
「ムスダン」の発射の失敗が多いことについて、ニューヨークタイムズは4日、アメリカが北韓に対してエネルギー・電子攻撃を行い、ミサイルシステムを撹乱させているためだと伝えています。
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