北韓在住作家の小説「告発」 世界各国で出版
北韓在住の匿名の作家が北韓住民の日常を描いた小説「告発」が、世界各国で次々に出版され、話題を集めています。
小説「告発」は、ペンネーム「パンディ」と名乗る北韓在住の反体制派作家が書いたもので、韓国の人権活動家が原稿の存在を偶然知り、協力者を北韓へ送り込んで入手したものです。小説は、1990年代の北韓住民の日常生活を描いていて、金王朝の欺瞞と庶民の悲哀が表現されています。
原稿を入手した韓国の人権活動家、都希侖(ド・ヒユン)氏はアメリカのCNNとのインタビューで「政治犯の収容所も公開処刑も人権問題も出てこないが、北韓に住む人々の日常が描かれていて、それが恐怖をかき立てる。市民が奴隷のような生活を送っていることが分かる」と語っています。
韓国では2014年5月に出版され、その後、2015年にフランス、ことし2月にアメリカとイギリスで出版されており、現在20か国で版権が結ばれています。
作品については、CNNが「北韓住民の生々しい日常生活が描かれている」と報じている他、イギリスの新聞「ガーディアン」も「世界中に反響を巻き起こす作品だ」として、注目しています。
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