北韓で「最大の祝日」とされる1５日の故金日成(キム・イルソン）主席生誕105年にあわせて、金正恩（キム･ジョンウン）労働党委員長らが平壌（ピョンヤン）市内に新しく完成した「黎明（リョミョン）通り」を公開しました。こうした経済建設の成果の公開に続いて、核武力建設の成果の誇示も行われるのではないかという見方が出ています。
平壌では13日、金正恩労働党委員長をはじめ大勢の高官らが出席して、新しく完成した「黎明通り」の竣工式が行われ、その様子は北韓が招待した外国メディアによって世界に報じられました。
金正恩党委員長は、政権発足以来、最大の建設プロジェクトとなる「黎明通り」を、「金日成主席への誕生日プレゼントだ」と重ねて強調してきました。
さらに、金正恩党委員長は、核武力建設と経済建設を並行して進めるといういわゆる「核・経済並行路線」を掲げていることから、もう一つのプレゼントとして核武力建設の成果の公開が残っているという見方が出ています。
一部では、大規模な軍事パレードで新型ICBM＝大陸間弾道ミサイルを公開し、核弾頭が搭載できると主張する形で核武力建設の成果を誇示する可能性があるという見解も出ています。

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