アメリカのトランプ大統領が中国を通じた北韓への圧力の度合いを高めています。
トランプ大統領は現地時間の13日、ホワイトハウスで記者団に対して、「北韓は問題だ。問題は処理される」としたうえで、中国の習近平国家主席が「懸命に頑張っている」と述べました。
また「習氏を尊敬するようになった」とし、北韓問題の解決に向けた中国の積極的な役割を強調しました。
一方、中国は北韓への原油供給の中止に言及するなど、かつてない強さで北韓に圧力を加えていて、トランプ大統領と習近平国家主席が12日に電話会談をして以降、これまでとは一変した姿勢を見せています。
中国の国営メディアは13日、「北韓が核を放棄すれば、北韓政権の安定と経済発展のため協力する。しかし、そうでなければアメリカが極端な手段を動員するだろう」とし、北韓の核実験に対して強い警告のメッセージを発しました。
こうしたなか、アメリカの北韓専門ウェブサイト「38ノース」は現地時間の12日、北韓北東部の咸鏡北道（ハムギョンブクド）豊渓里（プンゲリ）核実験場の衛星写真にもとづいて、北韓が6回目の核実験の準備をすべて終えたという分析結果を発表しました。

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