北韓 「いつでも核実験はできる状態」

北韓が、「6回目の核実験はいつでも可能な状態で、アメリカの先制打撃が行われれば手をこまねいてはいない」と威嚇しました。
北韓の韓成烈(ハン・ソンリョル)外務次官は14日、平壌(ピョンヤン)でAP通信とのインタビューで、「最高指導部が適切だと判断すれば、いつでも6回目の核実験を行う」と述べました。
また「アメリカの先制打撃があれば、手をこまねいてはいない」と強調しました。
一方、韓国の軍当局は14日、いまのところ北韓の中で変わった動きはみられないが、北韓が15日の金日成(キム・イルソン)主席の生誕105年の節目に、6回目の核実験に踏み切る可能性があることを念頭に、北韓の動向を注意深く見守っていると明らかにしました。
韓国とアメリカの軍当局は、北韓が現在、北東部の咸鏡北道(ハムギョンブクド)豊渓里(プンゲリ)核実験場でいつでも核実験を行うことが可能な状態になっているとみています。
また軍当局は、北韓が15日または25日の北韓軍創設記念日の前後に、大規模な軍事パレードを行って新型兵器を誇示する可能性があるとしました。
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