北韓がミサイル1発発射 失敗か

北韓が16日午前、北東部の新浦(シンポ)から韓半島東の海、東海に向けてミサイル1発を発射したものの、失敗したもようです。
韓国の合同参謀本部によりますと、北韓が16日午前6時20分頃、咸鏡南道(ハムギョンナムド)新浦(シンポ)付近から東海に向けてミサイル発射を試みたものの、失敗したとみられるということです。
韓国軍は、今回発射されたミサイルについて、情報の収集や分析を急ぐとともに、北韓への警戒態勢を強めています。
北韓は今月5日にも、新浦から射程1000キロの中距離弾道ミサイル「スカッドER」を発射しており、ミサイルはおよそ60キロ離れた東海沖に落下しました。
北韓は、故金日成(キム・イルソン)主席の生誕105年目にあたる15日、およそ1年半ぶりに大規模な軍事パレードを実施し、崔竜海(チェ・リョンヘ)党副委員長が、「全面戦争には全面戦争で、核戦争には核攻撃戦で対応する」と述べ、北韓への武力行使も排除しない姿勢を示すトランプ政権を強くけん制しました。
15日の軍事パレードでは、新型ICBM=大陸間弾道ミサイルが初めて公開されたほか、SLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの技術を応用して2月に発射した新型中距離弾道ミサイル「北極星2型」など新型兵器も披露されました。
軍当局は、北韓が朝鮮人民軍創設85年の25日前後に長距離弾道ミサイルの発射実験を行う可能性が高いとみて警戒と監視を強めています。
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