米国が北韓への圧力強める 北韓は強く反発

アメリカのトランプ大統領は17日、ミサイル発射を繰り返すなど緊張を高めている北韓について、「行儀よく振る舞わなければいけない」と、警告しました。
これは、トランプ大統領が、17日にホワイトハウスで行なわれた毎年恒例のキリスト教の復活祭「イースター」のイベントで述べたものです。
ホワイトハウスのショーン・スパイサー報道官は17日の記者会見で、北韓の一連の挑発行動について、「トランプ大統領は『レッドライン=越えてはならない一線』を引かない」と強調するとともに、「適切なときに断固たる行動を取る」と述べ、北韓の挑発をけん制しました。
アメリカのペンス副大統領も17日午前、韓国で南北境界線沿いの非武装地帯を訪問し、北韓に対して「アメリカの決意や軍事力を試そうとすべきではない」と警告しています。
北韓は、圧力を強めるアメリカに強く反発しています。
国連北韓代表部のキム・インリョン次席大使は17日、国連本部で記者会見し、「アメリカが軍事行動に出れば、北韓はいかなる形の戦争にも対抗する用意はある」と述べました。
そのうえで、新たなミサイル発射や核実験については、「指導部が必要と判断すれば行う」としており、アメリカや中国からの圧力に屈することなく正面から対抗する姿勢を崩していません。
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