「核施設攻撃でも軍事介入の必要ない」 中国紙

中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は22日付の社説で、アメリカが北韓の核関連施設を攻撃する場合、中国は軍事介入する必要はないと主張しました。
環球時報は、「武力で韓半島の現状を変えることには反対する」としたうえで、「アメリカが北韓の核関連施設を空爆するなどの限定的な軍事行動を選択する場合、中国は軍事介入する必要はない」と指摘しました。
ただ、休戦ラインを越えて北韓に侵攻し、北韓の政権転覆を目指すような事態については、「中国は必要な軍事介入を行うべきだ」と主張しました。
また、北韓が6回目の核実験に踏み切れば、「原油の輸出規制を含めた厳しい対応が必要だ」と主張しました。
環球時報の社説は中国政府の立場をある程度反映しているものとみられ、中国政府は北韓の政権転覆を目指すことには反対するものの、アメリカが北韓の核関連施設を攻撃することについては容認する方針を決めたのではないかとする見方も出ています。
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