25日は、北韓の朝鮮人民軍が創設されて85年の節目となっています。
この節目にあわせて、北韓が、核実験や弾道ミサイルの発射に踏み切るのか、緊張が高まるなか、アメリカは、原子力空母に続き原子力潜水艦も派遣し、軍事的な抑止力を強めています。
25日午前、アメリカ海軍の原子力潜水艦「ミシガン」が韓国南部・釜山（プサン）に入港しました。「ミシガン」は、シリアへの攻撃にも使われた巡航ミサイル・トマホークを150発あまり搭載することができ、世界で最も大きくて威力の強い潜水艦とされています。
また、原子力空母「カール・ビンソン」も韓半島付近に向かっています。
韓国海軍と今週末に合同訓練を予定していて、北韓に軍事力を見せ付けることで、北韓に対する圧力を強める狙いがあります。
このほか、25日午前3時前には、沖縄の嘉手納基地から、弾道ミサイルを監視する、アメリカ軍機「コブラボール」が離陸しており、核実験を監視する特殊偵察機「コンスタントフェニックス」も離陸の準備をしているなど、韓半島の緊張が高まっています。

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