サード配備費用 現行協定では米負担だが

トランプ大統領が「サード(THAAD)配備の費用は、韓国側が負担するのが適切だ」と発言したことから、論議が広がっていますが、アメリカのマクマスター大統領補佐官は、サード配備のための費用について、協定の改正を通じて韓国側に負担させるという考えを示しました。
韓国大統領府の関係者は30日、金寛鎮(キム・グァンジン)国家安保室長がマクマスター大統領補佐官と電話で会談し、サード運営維持費用をアメリカ側が負担し、韓国側は敷地と基盤施設を提供するという合意を再確認したとしました。
マクマスター大統領補佐官はこれについて、現行の韓国駐留アメリカ軍との間の地位協定では費用をアメリカが負担することが正しいが、それはあくまでも現行の協定が有効な場合だと語りました。
そのうえでマクマスター大統領補佐官は、同盟国は適切な費用を負担する必要があるして、地位協定の改定を通じてサード配備費用を韓国側に負担させるという考えを示唆しました。
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