アメリカのCIA=中央情報局のマイク・ポンペイオ長官が、４月29日、秘密裏に韓国入りし、韓国政府関係者と北韓問題を協議したことがわかりました。
ポンペイオCIA長官は４月29日午後、韓国駐留アメリカ軍空軍基地に到着し、韓国駐在アメリカ大使代行やアメリカ軍のブルックス司令官らに会ったほか、韓国の李炳浩（イ・ビョンホ）国家情報院長や大統領府青瓦台の高官らと会い、トランプ政権の北韓問題への対処方針を説明し、サード＝高高度迎撃ミサイルシステムの配備をめぐる問題についても協議したものとみられています。
また５月９日には大統領選挙を控えていることもあって、大統領選挙後の韓米関係についても意見を交わしたということです。
トランプ政権は最近、北韓への先制攻撃の可能性を否定しているもようで、今回のポンペイオCIA長官の韓国訪問は、北韓問題への対処方針をより具体的にするためだったのではないかと、関係筋はみています。

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