米大統領 「適切な環境下なら金正恩氏に会う」

アメリカのトランプ大統領は現地時間の1日、状況が整えば北韓の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談する意向があると述べました。
アメリカのメディア、ブルームバーグとのインタビューで述べたものです。
このなかで、トランプ大統領は、「金正恩党委員長と会うことが適切であるならば、そうするだろう。光栄なことだ」と述べ、直接会談する可能性に言及しました。ただ面会については、「適切な状況のもとで行われる必要がある」と、重ねて強調しています。
一方、ホワイトハウスのスパイサー報道官は、会談が実現するには、北韓が弾道ミサイル発射などの挑発行為をやめる必要があるとして、「現時点で環境は整っていない」と指摘しました。
また、トランプ大統領が、 金正恩党委員長と会談することを「光栄なことだ」と述べたことについては、「外交的な修辞」と説明しました。
トランプ政権は、北韓のミサイル・核開発への対応について「あらゆる選択肢がある」と警告してきましたが、先週には、北韓との直接対話を拒否しない姿勢を強調しています。
これについて、アメリカのメディアは、トランプ政権が北韓に対する圧力をさらに強める一方で、金正恩党委員長が自ら核を放棄し、対話に乗り出すよう誘導するアプローチを視野に入れ始めたと分析しています。
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