中国 アメリカの米朝対話用意を歓迎

アメリカのトランプ大統領が現地時間の1日、状況が整えば北韓の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と会談する意向があると述べたことについて、中国政府が歓迎の立場を示しました。
中国外交部の報道官は2日、定例記者会見で、「北韓の核問題の解決に向けて、アメリカが対話と交渉を通じた解決のメッセージを送った」として、「これは韓半島の平和と安定に向けた正しい選択だ」と評価しました。
そのうえで、「北韓とアメリカは直ちに政治的決断を下し、交渉再開の突破口を見出すべきだ」と述べました。
一方、中国共産党機関紙の国際版の環球時報も米朝対話の必要性を訴える社説を掲載しました。
この中で、「4月の韓半島危機説が何事もなく終わったことは、アメリカと中国との協力のおかげだ」と評価し、「アメリカが最近、北韓問題について、柔軟な態度を見せていることに注目する。平和的努力をあきらめてはならない」と米朝対話の必要性をあらためて強調しました。
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