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北韓の核開発は友好条約違反 中国が北韓非難

ニュース2017-05-05
北韓の核開発は友好条約違反 中国が北韓非難

北韓が3日、「中国は中朝関係のレッドラインを越えた」と中国を激しく非難したことを受けて、中国は北韓の核兵器開発は中朝友好条約違反だと批判するなど、中朝関係が揺らいでいます。
中国外務省の耿爽報道官は4日の定例会見で、「中国は終始、客観的かつ公正な立場で事実にもとづいて判断し問題に対応してきた」と述べ、北韓の批判はあたらないとしました。
また中国共産党系の環球時報は4日、「中朝友好協力相互援助条約は維持されるべきか」と題する社説を掲載し、北韓の核・ミサイル開発について、1961年に結ばれた有事に際しての自動軍事介入を定めた中朝友好協力相互援助条約の趣旨に反すると指摘しました。
中朝友好協力相互援助条約は1981年と2001年に延長され、現在の条約は2021年まで効力がありますが、環球時報はこれについて、「核問題をめぐる中国と北韓の対立が高まり、この条約の有効性について『時代が変わった』とする声が高まっている」と指摘しています。
北韓の朝鮮中央通信は3日、肩書きのない「キム・チョル」という個人名で出した論評で、「中朝関係のレッドラインを越えたのは、われわれではなく中国だ。中国は乱暴に踏みにじって越えてきた」と激しく非難しています。

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