北韓 米国人教授を拘束

北韓当局がアメリカ人男性を新たに拘束したことが分かりました。
北韓の国営朝鮮中央通信は7日、「国家転覆を図る敵対的な犯罪行為」を働いたアメリカ人男性を拘束したと伝えました。
この男性は平壌科学技術大学の教授として招かれていた韓国系アメリカ人のサンドク・キム氏で、平壌国際空港で出国手続中に拘束されたということです。
朝鮮中央通信は、この男性が「北韓を転覆しようとした」と主張し、当局が男性を抑留して犯罪の具体的な調査を進めているとしました。
北韓に抑留されているアメリカ人はこの男性を含めて4人となりました。
北韓がアメリカ人を抑留しているのは、アメリカとの交渉を有利に進めるための人質として利用する狙いがあるとされています。
アメリカ国務省の関係者は、朝鮮中央通信が報道について、「報道は把握している」とだけ述べ、事実関係の確認はしませんでした。
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