文大統領、北を糾弾 「無謀な挑発に深い遺憾」

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は14日早朝、北韓がミサイルを発射したことについて「北韓の無謀な挑発に遺憾を示すとともに厳重に警告する」と述べて、北韓の挑発に断固として対応していく考えを示しました。
文大統領は、ミサイルが発射された直後の午前8時、大統領府青瓦台で緊急の国家安全保障会議(NSC)常任委員会を主宰し、就任後わずか5日目に北韓がミサイルを発射したことに触れた上で「北韓の無謀な挑発に深い遺憾を示すとともに厳重に警告する」として、北韓を強く糾弾しました。
文大統領は北韓に対して融和路線を掲げていますが、就任後初めての挑発に断固として対応する姿勢を鮮明にしたことで、北韓に強い警告のメッセージを発信した形となりました。
また、文大統領は「北韓との対話の可能性を開いていはいるが、北韓が判断を誤らないよう挑発には断固として対応する」と改めて強調し、北韓の態度に変化がない限り、対話は不可能だという認識を示しました。
さらに、「堅固な韓米同盟を土台に、いかなる軍事挑発にも対応できるよう徹底した防衛態勢を維持すべきだ」として、軍に対しては引き続き警戒態勢を取り、外交当局にはアメリカなど関係国と必要な措置をとるよう指示しました。
北韓は14日午前5時27分ごろ、北西部の平安北道(ピョンアンブクド)亀城(クソン)付近から弾道ミサイル1発を発射しました。
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