EU幹部と意見交換 特使の趙潤濟氏

文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使としてベルギーの首都ブリュッセルにあるEU=ヨーロッパ連合本部を訪れた趙潤濟(チョ・ユンジェ)西江大学教授ら一行は、現地時間の19日、ドナルド・トゥスク欧州理事会議長らEU指導部と会って、文大統領の親書を手渡し、北韓の核問題の解決策などについて意見を交わしました。
この会談で、ドナルド・トゥスク欧州理事会議長は、自身も学生運動で投獄された経験があり、同じく民主化運動を続けてきた文大統領に親しみを感じるとしたうえで、7月にドイツで開かれるG20=主要20か国サミットで会えることを楽しみにしていると述べたということです。
また、北韓の核問題の解決策について、EU外交安全保障政策上級代表のフェデリカ・モゲリーニ氏は、イランとの核交渉で得た教訓をもとに段階的なアプローチが必要だと述べました。またイランとの核交渉に参加したシュミート対外行動局事務局長も、交渉の目的が北韓の政権交代ではないという点をはっきりさせる必要があると強調しました。
さらに、ドナルド・トゥスク欧州理事会議長は、北韓に対して、国際社会との意味ある対話に参加することを勧めるとして、 EUが対話の支援を行う準備が整っていることをアピールしたということです。
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