北韓は今月14日に発射した新型中長距離弾道ミサイル「火星12型」の攻撃目標はアメリカのハワイとアラスカだと主張しました。
北韓の国営朝鮮中央通信は22日、21日の「北極星2型」の発射実験を報じる際、14日にはアメリカのハワイとアラスカが射程圏に入る新型中長距離弾道ミサイル「火星12型」の発射実験も成功したと主張しました。
北韓がハワイやアラスカに言及したのは、北韓のミサイルがアメリカに直接的な影響を与えることができるということを強調する狙いがあるとみられます。
アメリカのティラーソン国務長官は18日、韓国の洪錫ヒョン（ホン・ソクヒョン）特使に会った席で、「北韓の体制を保障する」などと述べ、北韓との対話の可能性を示唆しています。
こうした状況で北韓がハワイやアラスカに言及したのは、アメリカとの対話に備えて、有利な条件を整える狙いがあるとみられます。
東国大学教授のキム・ヨンヒョンさんは、北韓はアメリカ本土を攻撃できる能力を確保し、アメリカと対等な立場で対話に臨むことを期待しているはずだと指摘しました。

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