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青瓦台 「ローマ法王に南北首脳会談の仲裁要請していない」

ニュース2017-05-23
青瓦台 「ローマ法王に南北首脳会談の仲裁要請していない」

文在寅(ムン・ジェイン)大統領が、 ローマ教皇庁特使に任命した金喜中(キム・ヒジュン)大主教に、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長との首脳会談のための仲裁をフランシスコ法王に求める内容の親書を託したとメディアで伝えられたことについて、大統領府青瓦台は23日、事実ではないと否定しました。
大統領府青瓦台の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官は23日、「文大統領は、 金喜中特使を通じて法王に親書を送る予定だ。親書に南北首脳会談の仲介を要請する内容は含まれていない。文大統領は親書のなかで2014年8月の法王の韓国訪問に対する感謝の意を表し、韓半島の平和のための祈りを要請している」と述べました。
これに先立って青瓦台の高官は23日、韓国のメディアとのインタビューで「親書に‘南北首脳会談’という表現はない。それははっきりと否定する」としています。
そのうえで、「北韓が先に韓半島の非核化に向けて誠意を示し、北韓に対する制裁が解除されたうえで対話ができるという韓国政府の方針に変わりはない。法王に宛てた大統領の親書に、韓国政府のこれまでの方針と一致しない表現はない」と述べました。
文在寅大統領の教皇庁特使団は、金喜中大主教と成稔(ソン・ヨム)元バチカン大使からなり、20日にローマ入りしています。
25日までローマにとどまり、教皇庁関係者に会い、文在寅大統領の親書を渡すほか、韓半島の平和について意見を交わす予定です。

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