北韓が、小型無人機「ドローン」を使えば1時間以内に韓国に生物・化学兵器による大規模な攻撃を加えることができるという脱北外交官からの証言が出ました。
アメリカの日刊紙「ワシントン・タイムズ」などの海外メディアは、北韓から亡命した外交官、ハン・ミョンジン氏の話として、北韓は300台から400台のドローンを保有していて、これを使えば1時間以内にソウルに生物・化学兵器による大規模な攻撃を加えることができると報じました。
ハン・ミョンジン氏は、ベトナム駐在北韓大使館の3等書記官として勤めていたおととし、韓国に亡命したとされています。
ハン氏は、北韓の空軍で攻撃用のドローンの開発に参加していて、北韓は1990年代からドローンの開発を進めてきたと話しているということです。
また北韓は、アメリカなどの衛星による探知を避けるため、ドローンを地下に隠し、常に隠し場所を変えているということです。
このドローンは、生物・化学物質の入った1200リットルの燃料タンクが搭載できるように設計されていると説明しています。

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