北韓は29日朝、ことし9回目となる弾道ミサイルを東部の元山付近から発射しました。
韓国軍の合同参謀本部によりますと、北韓は29日午前5時39分ごろ、東部の江原道元山(ウォンサン）付近から東の海、東海に向けて弾道ミサイルとみられる飛翔体を発射したということです。
文在寅（ムン・ジェイン）大統領は発射の報告を受け、午前７時30分からNSC=国家安全保障会議を開催するよう指示しました。
北韓は28日、金正恩党労働党委員長の立ち合いで、新型の対空迎撃ミサイルシステムの発射実験に成功したと報じたばかりです。
北韓は今月21日、西部の平安南道北倉(プクチャン）から東海に向けて弾道ミサイル１発を発射し、ミサイルは高度560キロまで上昇したあと、500キロ余り離れた東海に落下しました。
また、今月14日には、高度2000キロを超える新型の中距離弾道ミサイル「火星12型」を発射しており、アメリカ太平洋軍司令部があるハワイと、アラスカを射程圏内に収めたと主張しています。

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