北韓の国営メディアは、28日、金正恩労働党委員長立ち会いのもと、新型の対空迎撃ミサイルの発射実験に成功したと伝えました。
朝鮮中央テレビは28日、この試験発射について、戦略的性能や信頼性を検証し、より近代化、精密化することが目的だとしました。
公開された映像には、対空迎撃ミサイルをガスの圧力などで地上から打ち上げたあとに上空で点火する「コールド・ローンチ」と呼ばれる手法で発射し、ミサイルが標的を撃墜した直後とみられる映像も映っていました。
北韓の労働党機関紙、労働新聞は、「敵の無人機やミサイルに見立てた標的を探知し迎撃することに成功した」としています。
北韓のメディアは試験発射が行われた日時や場所については明らかにしませんでした。
北韓は去年4月にも同様の試験発射を行っています。
今回の発射実験は、韓半島周辺海域に原子力空母２隻を展開するなど、圧力を強めるアメリカをけん制する狙いがあるものとみられています。

[Photo : ]