イタリア南部シチリア島タオルミナで開かれていた先進７か国（G7）首脳会議の共同声明で、核やミサイル開発を進める北韓は「新たな段階の脅威になった」とする内容が盛り込まれました。
声明は、北韓が核やミサイル開発を続けていることについて、「最も強い表現で批判する」と述べ、これまでになく強く批判しました。
そして「国際的な最優先事項であり、新たな段階の脅威になった」と指摘し、北韓に対して核やミサイルに関連したすべての計画を廃棄するよう求めました。
また北韓が核やミサイルの計画を廃棄しなければ、北韓に対する制裁はさらに強化されるだろうとし、国際社会は国連安保理の対北韓制裁決議を完全に履行するために努力すべきだと強調しました。
ことしの共同声明は去年より全体の分量が減りましたが、北韓問題についての内容は去年とほぼ同じ程度盛り込まれており、各国がこの問題を重視していることを反映した結果だと受け止められています。
共同声明は北韓との対話については全く言及せず、各国は今後、一層の圧力強化で連携していくものとみられます。
韓国外交部は27日の論評で、今回の共同声明を歓迎するとしました。

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