29日朝の北韓ミサイル 東に450キロ飛ぶ

北韓が29日朝、東部の江原道元山付近から東の海、東海に向けて発射した弾道ミサイルは、およそ450キロ飛行したことが分かりました。
韓国軍の合同参謀本部は29日、このミサイルは高度120キロまで上昇し、およそ450キロ飛行したとする分析を出しました。
またこのミサイルは短距離弾道ミサイル「スカッド」の一種とみられています。
合同参謀本部の関係者は、ミサイルの飛行軌道が不規則だったことについて、複数のミサイルを発射した可能性もあるという見方を示しました。
また発射したミサイルが短距離弾道ミサイル「スカッド」の改良型かどうかなど、ミサイルの詳しい種類についてはさらに分析を進めていると述べました。
この関係者は、北韓が相次いでミサイルを発射していることについて、核やミサイルの開発を続けるとする北韓の立場を強調するとともに、韓国政府に対して対北韓政策を転換するよう圧迫を加える狙いがあるとしています。
[Photo : ]