民間の南北交流は柔軟に 統一部

韓国統一部は、北韓との民間レベルの交流を柔軟に検討するとする立場を再確認しました。
統一部の報道官は29日、北韓が弾道ミサイルを発射したことについて、北韓の挑発には強く対応していくという政府の方針に変わりはないとしたうえで、一方で民間レベルの交流については柔軟に検討すると語りました。
そして金剛山観光事業の再開については、核問題で何らかの進展がある場合に検討できることだとして、慎重な姿勢を示しました。
一方、最近東の海、東海で遭難した北韓の船員を韓国の海洋警察が救助したことについて、遭難の経緯などを調べたうえ、調べが終われば北韓に送還するなどの措置を取るとしました。
また送還する場合、北韓と何らかの形で接触しなければならず、南北間の対話のチャンネルが再稼動される契機になるかもしれないとの見方を示しました。
韓国側が去年2月に開城工業団地の操業を全面的に中断したことを受けて、北韓は南北間の対話のチャンネルをすべて遮断しています。
このため統一部はその後も板門店を通じて1日2回、北韓との連絡を試みていますが、北韓はこれに応じる姿勢を見せていません。
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