韓日首脳 北韓問題で電話会談

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、30日、日本の安倍晋三首相と電話会談を行い、北韓の核やミサイル問題について意見を交わしました。
今回の電話会談は日本政府からの要請で、30日午後5時45分ごろからおよそ20分間行われました。
会談で、安倍首相は、北韓が29日に3週連続で弾道ミサイルを発射したことについて、「いまは北韓と対話する時期ではなく、北韓に圧力をかけていくことが必要だ」と述べました。
これに対して文大統領は、共感を示し、「制裁と圧力の最終的な目標は、核の完全な廃棄に向けた交渉の場に北韓を引き出すことだ」と強調しました。
また安倍首相は、「北韓はどんなメッセージを送っても計画どおり核兵器開発を進めるとみられる。具体的な行動が必要なときに、北韓の時間引き伸ばし戦略に利用されてはならない。韓国が主導し、日本を含む国際社会が連携して、北韓に圧力を加えていかなければならない」と述べました。
両首脳が電話で会談するのは、就任翌日の5月11日以来、2回目です。
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