米、ICBM迎撃試験に成功 北韓による攻撃想定
アメリカ国防総省は、北韓による大陸間弾道ミサイル=ICBMの攻撃を想定した迎撃試験に成功したと発表しました。
北韓は2~3年以内にアメリカ本土が射程に入る長距離ICBMの開発に成功するとみられていますが、これに対してアメリカが防衛能力を示した形となりました。
アメリカ国防総省によりますと、今回の迎撃試験は、韓国時間の31日午前4時ごろ、西太平洋マーシャル諸島のクェゼリン環礁にある実験場からICBMに見立てた標的を発射し、これに対してアメリカ西部のカリフォルニア空軍基地から迎撃ミサイルを発射し、標的を太平洋上空で撃墜したということです。
今回の迎撃試験では、これまでより発展した迎撃技術が試されて成功したということで、アメリカ国防総省は「地上配備のミサイル防衛(MD)システムが重要な転機を迎えることになった」としています。
アメリカが迎撃試験を行ったのは、3年ぶり、18回目で、今回を含めて10回成功し、8回失敗しています。
北韓の長距離ICBMを想定して迎撃試験を行ったのは今回が初めてです。
これはトランプ大統領が指示したミサイル防衛システム再点検の一環とみられ、今後、挑発を繰り返す北韓の攻撃に備えるため、こうした動きがさらに加速化するとみられています。
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